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■概要と原因

脛靭帯炎は通称「ランナー膝」とも言われており、マラソン選手や長距離ランナーに多く見られます。

また繰り返し激しい運動する選手にも見られることがあります。運動による膝の屈伸の動きの繰り返しによる、膝の外側の慢性的な痛みが主な症状です。発生の要因として、ランニング動作の際の体重のかかり方の偏りや、接地をした際の膝関節のぐらつき、河川敷でのランニングや道路の片一方だけを走るなど、さまざまな原因が重なって起こることがあります。

■治療

当院では治療は高周波、アイシング、超音波、のほか、インデイバアクティブセラピーや鍼治療なども効果があります。腸脛靭帯炎のリハビリで大切なことは痛みが取れてからのトレーニングの仕方です。痛みがなくなり、いきなり高強度の運動や長距離を走ると痛みが再発する可能性があります。そのため、強度が低いジョギングやウォーキングなどの運動、短い距離から少しずつ距離を伸ばしていくような距離の設定、単純なロードランニングよりもクロスカントリーなどの変化のある地形を選択することがキーポイントになります。

当院では症状と治癒過程に応じた治療とリハビリプログラムを行っていただく事で細心かつ最短の競技復帰を目指します